アンテナを立てよう 初めてアマチュア無線を始めようとしている方は特にですが、やはり電波を使って行うものに関して共通にいえることですが電波の出入り口となるのはアンテナです。(それ以外のところで電波が出入りするのは非常に困りもんですが、よくあります。^^;) はやりアンテナを以下に電波がたくさん行き来しているところに置くかが重要となってきます。 初めて無線をされる方でいざ無線機を購入して部屋などで電源を入れワッチしてみると何も聞こえないという経験をされている方は多いと思います。壊れているのではないかと。 しかし、ハンディなどの内蔵ホイップアンテナを建物の中でワッチしても、かなり強力な電波以外は聞こえないと思います。まずは、そのハンディを持って外に出てみましょう。さらに見通しの良い場所(ちょっと小高い丘の上とか、高層ビルの屋上など)に移動してワッチすると良く聞こえると思います。(きこえないかも?) そのようにアンテナは基本的に外にあるべきなのです。でも、無線を家の中でやりたいと思うでしょう。よって、アンテナだけを部屋の外に出してやりましょう。アンテナは、ホイップアンテナよりモービル用のアンテナ、さらにはGP(グランドプレーン)アンテナ、八木アンテナなどがよりFBでしょう。個人的にはV,UHF帯ではGPが一番良いと思っています。またそのアンテナを見通しの良い、すなわち天辺に立てられればよりいいですね。一気に世界が変わることでしょう。 |
住宅地でのアンテナ設置 しかし、うちはマンションだから天辺には立てられないよとか、屋根は有るけどアンテナを立てることができないという方も多いでしょう。当然無理なものはしょうがないですが、それでもベランダや、窓際からちょっと外に向けてアンテナを設置するだけでも大きな差があります。比較的田舎で隣の家との間が10m以上も離れていて、空き地があるというならタワーなり、ロングワイヤー(LW)を張ってフルサイズダイポールなりを設置して一段落となるかもしれませんが、当局もそうですが、住宅地で隣とは1mもなく隣接しているといった場所では、大きなアンテナを外に設置するのもいろいろと注意を要します。ましてやマンションなどはベランダなどを使ってアンテナを設置できればまだ良いほうで、設置できない(規定などにより)局長さんも多いと思います。こういったアパマンハムの方は都会では多く、今ではJJ1VKL OMをはじめアパマンハムOM方が如何にアンテナを設置するかで工夫や、技術を磨いてらっしゃいます。ここではその技術に関してのお話はしませんが、興味のある方はぜひご覧になることをお勧めします。私は厳密にはアパマンではないですが、狭小一戸建てという環境から、アパマンハム技術に関して大変勉強させていただきました。 さて、私の住む狭小一戸建てではマンションでベランダにしか設置できないという状況に比べれば、建物の屋根上にアンテナを設置できるという点で恵まれているのですが、やはり周りに住居が密集しており、単にアンテナが物理的に立てられるからOKという状況ではありません。物理的に立てられる限りのアンテナを設置するという前提で、ご近所の方にご理解を求めなくてはいけません。最近では景観に関しても非常に厳しい状況になってきております。我々無線家は大きなアンテナを高い位置に立っている姿を見て”美しい”とか”いいなぁ”とか思うかもしれませんが、世の中のほとんどの方がこれとはまったく逆の感想をお持ちです。当然、私のXYLとて一般の人と同じですから、ご近所といってもまずはXYLや家族の理解からはじめなくてはいけないことを肝に銘じて周りの全ての方の理解を得ましょう。 |
ご近所への説明 当局は2001年夏にシャックを設置しました。ちょうど引っ越して半年ぐらいでした。近所の状況もわかってきたところで、いざアンテナの設置を行おうと決めたわけです。実際以下の手順でアンテナの設置を行いました。
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いざアンテナ設置 実際アンテナを設置する方法はいろいろあると思います。最近の設備はタワーも含めて自分で設置が可能ですので、自分で設置を行うというのも当然ありでしょう。しかし、当局の場合、やはりご近所の方に対して如何にアンテナを設置することによる不安を少なくできるかという観点から、アンテナの設置はプロに行ってもらうことにしました。また、JARLが扱っているアンテナ保険にも入り万が一の場合もきちんと対応できることをご近所の方に説明できるようにしました。ということで、アンテナ設置は自分では行わず、プロ(FTI)にて行ってもらいました。FTIさんにはご近所さんへの告知を行うあたりから見積もりスケジュールなどをご相談させていただきました。設置当日は3人の方がいらっしゃいましたが、非常にスムースに確実に設置していただきました。当然それ以来何も問題なく台風にも耐え屋根の上にアンテナは鎮座しております。 |
定期調査、設備のメンテナンス 本文 |